粘土瓦をその形状によって分類すると、本葺瓦、J形瓦、S形瓦、フレンチ瓦、
スパニッシュ瓦等の種類がある。又最近では市場ニーズの多様化により多種多様な
F形(平板状)の瓦もある。
1. 本葺瓦
本葺瓦は、目本に屋根瓦が伝来されて以来のもので、平瓦と丸瓦を用いて葺上げる。
軒先部分には平軒瓦、軒巴瓦を使用し、これには唐草等の模様が入っている。
重厚な屋根に葺き上がるので神社・仏閣の堂宮によく用いられる。

2.J形瓦(和形)
J形瓦を刑いた無根は、桟瓦葺・筒暗算等とも呼ばれ一般によく用いられている瓦
である。瓦と言えばこのJ形瓦が代表的である。J形瓦は、右または左に桟の重な
りを作り前後の切込みにより水垂れ部分の重なりを作って葺く。軒先、けらば等の
部分に使用する投物がある。

3. S形瓦
平瓦と丸瓦を組合わせて一体とした瓦で、スパニッシュ瓦を改良した瓦である。洋
風の住宅に多く使用されている。

4. フレンチ瓦
長方形の粘土板に凹凸を付け、又平板形3方向に本返しを付けて、合理的に水を配
分出来るように考えた瓦である。

5. スパニッシュ瓦
上丸瓦と下丸瓦を交互に葺く瓦で、S形瓦の原形となった瓦である。
6. その他のF形瓦(平板瓦)
長方形の粘土板の表面に様々の模様を入れたり凹凸をもうけたりして、現代的な感
覚に見合った葺き上がり感を得られる様にデザインされた瓦である。




